先般、昨年札幌ドームで行われたプロ野球の試合で、
ファウルボールが顔面に直撃して怪我をしたことが
球団、札幌ドーム、札幌市に責任があるとした札幌地方裁判所の判断について
控訴審が判決を下しました。
結果は、球団(ファイターズ)のみ責任を負うというものでした。
詳細は、またご紹介いたしますが、札幌高裁は次のように判示して
球団、札幌ドーム、札幌市の球場自体の問題について
「瑕疵」はないと判断しました。
判示「本件当時、本件ドームにおける内野フェンスは、本件ドームにおいて
実施されていた他の安全対策を考慮すれば、通常の観客を前提とした場合に
観客の安全性を確保するための相応の合理性を有しており、社会通念上
プロ野球の球場が通常有すべき安全性を欠いていたとはいえない。」
観客が怪我することなく、野球観戦を楽しむということが大前提ですが
ひとまず他の球団(特にホークスは自前の球場なので)はホッとしたのでは
ないでしょうか。
では、なぜ、球団(ファイターズ)は責任を負うことになったのか?
この点は、次回に。
以上、ヤスハラでした。